1.あなたに命がけ
作詞:石坂まさを
作曲:伊藤雪彦
死ねと言われりゃ 死んでもいいわ
待てと言われりゃ 待ってもいいわ
だけどあなたは ふりむかないで
いやな人には 誘われる
あー この私
夢で夢でうばって あなたに命がけ
ダイヤなんかは 欲しくはないわ
ガラス玉でも あなたが好きよ
何もあなたは してくれないが
胸のシンまで 燃えてます
あー お願いよ
そっとそっと支えて あなたに命がけ
夜が来るたび 夜明けを待つわ
朝が来るたび ゆうべを想う
いつもあなたの おそばにおいて
悪い人には したくない
あー 時々は
思い思いだしてね あなたに命がけ
2.あなたに惚れました
作詞:千家和也
作曲:伊藤雪彦
あなたどんなに 愛しているか
胸を開いて 見せたいぐらい
女ごころの湖に
石を投げて 石を投げて
波が乱れて広がって
沈んでゆくの あなたに惚れました
可哀想でしょ 女がひとり
泪うかべて 苦しむなんて
もしも重荷に なるのなら
雪のように 雪のように
溶けて流れて 身を引いて
消えてもいいの あなたに惚れました
きっとあなたの 気に入るように
変えてゆきたい 生き方さえも
眼には見えない 細糸を
たぐり寄せて たぐり寄せて
愛でひとつに 結ばれて
離れはしない あなたに惚れました
3.まるやまブルース
作詞:石坂まさを
作曲:内山田洋
女心をこなごなに
誰が尽くした 尽くさせた
いいのだまって 身を引くわ
夜に幸福(しあわせ) すてた街
あゝ札幌 あゝ札幌
まるやまブルース
憎いあなたを 知ったのは
道玄坂の 夜でした
嘘にしないで いつまでも
酒の上での あやまちと
あゝ渋谷は あゝ渋谷は
まるやまブルース
逢いに来てねと 言うわたし
きっと来るよと 言うあなた
恋も未練も 思い出も
ながす涙の 高瀬川
あゝ京都は あゝ京都は
まるやまブルース
夜の港は 船の灯に
ゆれてザボンの 花も散る
泣いちゃダメよと 言うように
鐘が鳴ります 石だたみ
あゝ長崎 あゝ長崎
まるやまブルース
4.心配している私です
作詞:木未野奈
作曲:北原じゅん
一人でボトルを 半分も
あけちゃ身体に よくないわ
いつもは飲めない 人なのに
悲しいことが あったのね
女は泣けば すむけれど
泣けないあなたが かわいそう
今では私も この店の
ママの代りを してるけど
酔ってるお客に からまれて
かくれて泣いた 時もある
はた目じゃ楽に みえたって
誰でもあるのよ やなことは
一昨夜(おととい)はいった 背の高い
ルミと歌でも うたったら
あなたも気嫌も なおるわよ
秋田で生まれ 水戸育ち
さすがにうまい 節廻し
心配している 私です
5.ふたり酒
作詞:たかたかし
作曲:弦哲也
生きてゆくのが つらい日は
おまえと酒があればいい
飲もうよ 俺と ふたりきり
誰に遠慮がいるものか
惚れたどうしさ おまえとふたり酒
苦労ばっかり かけるけど
黙ってついて来てくれる
心に笑顔 たやさない
今もおまえはきれいだよ
俺の自慢さ おまえとふたり酒
雪がとければ 花も咲く
おまえにゃきっとしあわせを
おいでよ もっと俺のそば
つらい涙にくじけずに
春の来る日を おまえとふたり酒
6.ふたりぐらし
作詞:たかたかし
作曲:弦哲也
やっとみつけた しあわせと
おまえは涙で この胸ぬらす
あまえておくれ 今日からは
きっと苦労したんだね
ふたりで暮らそう 決めたよおまえに
いいさ昔の ことなんか
おまえの瞳は 汚れちゃいない
こころの傷は 俺もある
酒におぼれた日もあるさ
ふたりで暮らそう 可愛いおまえと
夢がふたりに あるかぎり
花咲く季節も めぐって来るさ
ごらんよおまえ 窓の外
あれが希望の夫婦星
ふたりで暮らそう しあわせおまえに
7.あなたひとすじ
作詞:たかたかし
作曲:弦哲也
あなたのそばで 暮らせるならば
なにもいらない 欲しくない
抱いてください おんなの夢を
寒い北風 吹く道を
愛を探して 歩いて来たの
涙でやけを おこしもしたわ
飲めぬお酒も おぼえたわ
抱いてください おんなの夢を
そっといたわる 仕草にも
とけてゆきます こゝろの傷が
あなたが胸に ともした灯り
生きるのぞみを くれました
抱いてください おんなの夢を
なんのとりえも ないけれど
あなたひとすじ つくしてゆくわ
8.花咲港
作詞:吉岡治
作曲:市川昭介
ふたりで灯した 心のあかり
消しはしません 別れたあとも
あなたの重荷に なりたくないと
ひとり身をひく この恋を
雨よたたくな 花咲港
どなたの想い出 七色テープ
風に身をもみ 泣いてるみたい
別れて気づいた あなたの重さ
つくし足りない 口惜しさを
雨にわびます 花咲港
あなたにわたしが 必要ならば
呼んでください 飛びこんでゆく
いまでもあなたの 心の妻と
北のはずれの とまり木で
夢を待ってる 花咲港
9.越前岬
作詞:吉岡治
作曲:岸本健介
きこえるはずない 汽笛を聴いて
飲めば泣きそな ひとり酒
ついてゆきたい ついてゆけない
燃やす切符の 残り火が
あなた消えます あなた消えます
越前岬
しあわせ欲しがる 女の夢が
いつかあなたを 駄目にする
これでいいのね 悔いはないのね
遠くなるほど 逢いたくて
あなた恋しい あなた恋しい
越前岬
おまえの明日は ふたりの明日
そんなあの夜の 腕まくら
忘れたいのに 忘れられない
ひとり紅ひく とまり木で
春を待ちます 春を待ちます
越前岬
10.酔わせて
作詞:たかたかし
作曲:弦哲也
あなたのそばにいるだけで
浮世のつらさを わすれます
ついでください 私にも
今夜のお酒はおいしいわ
酔ってあなたに あまえたい
あなたに逢ったその日から
笑える女に なりました
ついで下さい 私にも
捨てずによかった夢ひとつ
あなたしっかり 受けとめて
あなたとふたり飲む酒は
明日を生きてく 虹になる
ついで下さい 私にも
ようやく掴んだ倖せを
離したくない いつまでも
11.マイク片手にカラオケ人生
増位山太志郎・川中美幸
作詞:大高ひさを
作曲:大高ひさを
あの娘(こ)自慢の 声のよさ
俺の得意は 節まわし
演歌なかまが 集まれば
夢とロマンの 花がさく
マイク片手に 片手に
マイク片手に 片手に
カラオケ人生さ
恋につまづき 泣く夜は
酒に涙を こぼすより
のどを涙で しめらせて
歌えば心も 晴れてくる
マイク片手に 片手に
マイク片手に 片手に
カラオケ人生さ
夜が更けたら ボリュームを
そっとしぼって しんみりと
スター気どりの 振りもつけ
寄りそい甘えて デュエットで
マイク片手に 片手に
マイク片手に 片手に
カラオケ人生さ
歌は世につれ 変るけど
歌う心は 変りゃせぬ
景気 不景気 浮き沈み
歌いとばして 乗りこえる
マイク片手に 片手に
マイク片手に 片手に
カラオケ人生さ
12.おれとおまえ
作詞:西沢爽
作曲:叶弦大
おれとお前は 惚れたってことよ
白いお前の 襟にふる
雪をはらった あの夜は
死んでいいわと すがってくれた
思いだすなぁ…
酒にひとつぶ あゝ涙つぶ
苦労三年 しがない暮らし
泣きもしただろ 心では
だけど笑顔で いてくれた
やつれさせたと お前の髪を
撫でてこらえる…
おれの気持ちも あゝつらかった
たったひとこと 言わせておくれ
おれにゃすぎるぜ 恋女房
すこし酔うわと 盃に
ほろり紅さす お前の目もと
惚れて 惚れぬく…
酒がうれしい あゝさしむかい
13.盛り場渡し舟
作詞:荒木とよひさ
作曲:浜圭介
死ぬも生きるも あなたと信じ
ネオンの川に 身を映す
添えぬ二人の 宿命(いのち)なら
いっそこのまま 逃げたいと
渡りたい 渡れない
盛り場渡し舟
苦いお酒を ひとりでつげば
涙の川に 竿をさす
一夜(ひとよ)情けを くれたなら
明日はいらない 欲しくない
渡りたい 渡れない
盛り場渡し舟
この手とどかぬ あなたはいつも
運命(さだめ)の川の むこう岸
嘘でいいから 耳もとで
夢を下さい もうひとつ
渡りたい 渡れない
盛り場渡し舟
14.遣らずの雨
作詞:山上路夫
作曲:三木たかし
元気で暮らせよなんて 優しい言葉
言って欲しくなかったわ
あなたへの想いを それじゃ
たち切る力も 弱まるわ
差し出した傘も 傘も受けとらずに
雨の中へと消えた人
見送れば もう小さな影ばかり
私も濡れる 遣らずの雨
幸せ掴めぬように 生まれて来たと
飲んであなたは笑ってた
二人して探してみれば
見つけることも 出来たはず
その胸に泣いて 泣いてくずれ落ち
あれが最後の夜でした
追ったって もう今では無駄なこと
私の涙 遣らずの雨
追いかける夢に 夢に疲れたら
どうか帰って この町に
見送れば もう遥かに消えてゆく
私も濡れる 遣らずの雨
15.ふたりの春
作詞:いではく
作曲:遠藤実
なにもいらない あなたが欲しい
いのち重ねて くださいね…
夜更けの街を 裸足で駆けて
旅立つわたしに 雨が降る
あなた強く強く 抱いてくれますか
夜が明ければ かけおちしたと
きっと噂に なるでしょう
あなたとふたり 暮らせるならば
いばらの道さえ 歩きます
あなた強く強く 抱いてくれますか
悪い女と 呼ばれていいの
耐えてゆきます この愛で…
貧しさなんて 泣いたりしない
心が変わる日 怖いだけ
あなた強く強く 抱いてくれますか
16.忍ぶ川
作詞:吉岡治
作曲:市川昭介
凍えた両手に 息ふきかけて
ぬくもりくれる 人がいる
ありがとうあなた あゝ この雪も
ふたりに咲いた 冬の花
耐えてゆけます 忍ぶ川
ないないづくしの わたしだけれど
笑顔があれば いいという
ありがとうあなた あゝ つくします
遅まきながら この命
すてて悔ない 忍ぶ川
ひとりで見てきた 心のなかの
しあわせ薄い 春と冬
ありがとうあなた あゝ ふたりなら
木の葉のような 舟だって
明日へ流れる 忍ぶ川
17.男じゃないか
作詞:たかたかし
作曲:弦哲也
俺もおまえも灯がともりゃ
飲まずにいられぬ浮世のつらさ
男じゃないか ぐちはよせ
夢が散ろうと 枯れようと
未練のこすな 明日があるさ
あんな女といいながら
酔えば涙がながれてやまぬ
男じゃないか ぐちはよせ
捨てた恋なら 情けなら
酒と一緒に ながそじゃないか
男いのちの燃える火は
暗い夜空にかがやく星さ
男じゃないか ぐちはよせ
いつかおまえの 時代(とき)が来る
のぞみ捨てずに 歩いてゆこう
18.今夜は乾杯
川中美幸・弦哲也
作詞:たかたかし
作曲:たかたかし
おぼえていますか この写真
忘れはしないよ 花嫁姿
北風しのいだ 雪割草が
きれいに咲いたよ ふたりの窓に
あなた おまえ 今夜は乾杯
あなたと一緒で よかったわ
おまえの笑顔に すくわれる
今夜のお酒は しみじみ酔うわ
かわいいやつだよ あまえてくれる
あなた おまえ 今夜は乾杯
わたしの命は あなたです
おまえはこの世の 宝だよ
どんなに嵐が 吹き荒れようと
この手をはなすな ふたりで生きる
あなた おまえ 今夜は乾杯
19.忍路海岸わかれ雪
作詞:たかたかし
作曲:弦哲也
鉛色した 冬の海
風がヒュルヒュル 空になる
ひとり身を引く 女の胸に
ひとひらふたひら 雪が舞う
あなたさよなら
忍路海岸 わかれ旅
逢えば抱かれて しまうから
手紙ひとつで 伝えます
筆が走れば 乱れる文字に
思い出ばかりが にじみます
あなたさよなら
忍路海岸 ひとり宿
恋をするのも 女ゆえ
恋に泣くのも 女ゆえ
抱けばいとしい 乳房の重み
明日はどの人 好きになる
あなたさよなら
忍路海岸 わかれ雪
20.ふたりの絆
作詞:鳥井実
作曲:聖川湧
はなればなれは 淋しいけれど
こころひとつで 結びあう
それがふたりの 絆です
あなたもつらい 私もつらい
あなたひとりの からだじゃないわ
無茶のみしないで ねぇあなた
あなた思って 夕餉(ゆうげ)の仕度
なにがなくても あたたかい
作る手料理 届けたい
あなたのわたし 私のあなた
馴れぬ暮らしの 冷たい部屋で
風邪などひかずに ねぇあなた
遠くはなれて 暮らしたことが
きっとなります 思い出に
それがふたりの 夢あかり
あなたも待って 私も待って
苦労涙が 笑顔に変わる
幸せ来る日を ねぇあなた
21.浪花灯り
作詞:吉岡治
作曲:岸本健介
誰を待つやら 赤ちょうちんが
あほな顔して 揺れている
浮かれ囃子の
どこがええねん 言われても
つくして仇に なるやなし
あんたはうちの 浪花灯りや 春灯り
虫を封じて 浮気の虫を
両手合わせる 法善寺
愚痴をならべて
並べきれずに 泣き笑い
なんぼのもんや 苦労など
あんたはうちの 浪花灯りや 恋灯り
ふたり寄せても 一人前や
背のびしたって きりがない
にごり水でも
こまんじゃこさえ 生きてゆく
気ばればいつか 夢も咲く
あんたはうちの 浪花灯りや 春灯り
22.雪国 北国 恋の国
川中美幸・喜瀬ひろし
作詞:華盛開
作曲:華盛開
何を笑っているの
ちょっと思い出してね
急にニヤニヤ変な人
確かこんな日だったね
朝から雨が降っていた
いつの話をしているの
お前と出会った頃の事
恋にやぶれて死にたいと
ヤケ酒飲んで倒れたね
あの時、あの店、あのお酒
たまには行こうか 二人して
雪国 北国 恋の国
遠慮しないで飲めよ
酔いつぶれたら困るわ
いいさ今夜は俺がいる
だけどやっぱり はずかしい
思い出すたび…ごめんなさい
おいおい泣いているのかい
何だか今夜はうれしくて
いつもやさしいあなたに
言っていいでしょ…大好きと
あれから それから
これからも どうぞよろしく
ねエあんた オイおまえ
雪国 北国 恋の国
あの時、あの店、あのお酒
たまには行こうか 二人して
雪国 北国 恋の国
23.愛は別離
作詞:なかにし礼
作曲:浜圭介
恋だって命だって 終わる時が来る
あなたとの幸せも 終わる時が来る
時間(とき)の流れに 勝てるものはいない
別れましょう 諦めましょう 忘れましょう
愛(いと)しくてたまらない今
愛したりないうちが花
神かけた誓いだって 破る時がある
あなたとの約束も 破る時がある
永遠なんて 何処にあるというの
別れましょう 諦めましょう 忘れましょう
泣きながら抱きあった今
愛したりないうちが花
時間の流れに 勝てるものはいない
別れましょう 諦めましょう 忘れましょう
愛しくてたまらない今
愛したりないうちが花
24.雨の街 恋の街
作詞:たかたかし
作曲:岡千秋
濡れてゆきましょあなた
心はずむ 夜だから
肩をならべてふたり
信じたいの いつまでも
赤い灯 青い灯 あの花 この花
想いかよわせ 雨も 雨も 唄ってる
七色の傘の波
夢さそうふたりづれ
雨の街 恋の街
店のあかりが 揺れて
ふたりだけの 夜だから
指の先まで なぜか
涙もろく なりそうよ
赤い灯 青い灯 あの人 この人
寄りそいながら 雨に 雨に消えてゆく
並木道 まわり道
夢さそうふたりづれ
雨の街 恋の街
どんな小さな ことも
わすれられぬ 夜だから
別れたくない ふたり
頬に光る 銀の雨
赤い灯 青い灯 あの夜 この夜
愛のしるしを 胸に 胸に抱きしめて
明日また 逢いましょう
夢さそうふたりづれ
雨の街 恋の街
25.瀬戸の恋歌
作詞:星野哲郎
作曲:岡千秋
しあわせしている 影絵を見ても
みれんの捨て場は ないのです
さようなら さようなら 逢わずに帰ります
雨の弓削島(ゆげしま) あとにして
うしろ髪ひく 燧灘(ひうちなだ)
翡翠(ひすい)の波敷(し)く 瀬戸内海の
小島は女の 千社札
忘れたい 忘れたい 心に泣かされて
涙ぬぐった その指が
添えぬ宿命の 夢を貼る
女の意地より 大事なものを
離れて知ったの おばかさん
遅いのよ 遅いのよ あなたはよその人
私みたいな いさり火が
雨に砕ける 鞆(とも)の浦
26.豊後水道
作詞:阿久悠
作曲:三木たかし
背のびした 恋破れ
なぐさめる人もなく
信じていたのに
あなたはもう来ない
やせた女の旅路には
やさし過ぎるわ 春の海
こぼれ散る 紅椿
流れにひきこんで
何を急ぐか 豊後水道
この海が 銀河なら
逢(あ)う瀬もあるけれど
近くて遥かね
あなたと私には
岬巡ればまた入江
人の情(なさけ)に出会えそう
辛口(からくち)の地(じ)の酒を
海辺の宿で飲み
何を歌うか 豊後水道
爪の色 変えたのも
心が晴れたから
一人の旅でも
泣かないひとになる
春は何日早かった
風もうららで甘かった
海猫の棲(す)む島を
ぐるりと一まわり
何を想うか 豊後水道
27.女 泣き砂 日本海
作詞:阿久悠
作曲:三木たかし
宿の枕が固過ぎて
眠りも浅く 夢も見ず
遠いあなたを 恋しがるだけ
つらい 夜でした
女ひとりの旅の朝
ふらり歩けば 日本海
砂が泣くことを知っていますか
キュッキュ キュッキュと泣くのです
あなた恋しと呼ぶのです
海に嵐が吹き荒れて
季節が冬に 色を変え
砂のおもても どこか蒼ざめ
寒い朝でした
女ひとりの もの想い
こころ揺るがす 日本海
砂が泣くことを知っていますか
キュッキュ キュッキュと泣くのです
あなた恋しと 呼ぶのです
砂が泣くことを知っていますか
キュッキュ キュッキュと泣くのです
あなた恋しと 呼ぶのです
28.月夜だね
作詞:たきのえいじ
作曲:叶弦大
路地のあかりが チラチラと
夜を待てずに 灯を点す
酒場通りの片隅で さし向かい
指の先まで しみてくる
お酒のしずく
久し振りなら なおのこと
せめて今夜は水いらず
月夜だね 月夜だね
燃える 恋心
誰が唄うか 演歌節
なぜか目頭 熱くなる
どこか似ている身の上を 聞くようで
今は添えない ふたりでも
私はいいの
夢が心の 道しるべ
あなた酔っても いいかしら
月夜だね 月夜だね
あなた 月夜だね
指の先まで しみてくる
お酒のしずく
久し振りなら なおのこと
せめて今夜は 水いらず
月夜だね 月夜だね
燃える 恋心
29.とまり木迷子
川中美幸・弦哲也
作詞:吉田旺
作曲:吉田旺
あなたごめんね それでも好きよ
同じおもいさ 俺だって
グラスが涕いて 氷がとける
離れたくない 離しはしない
ふたりゆらゆら とまり木迷子
添えぬさだめを 注がれて注いで
のめば身にしむ 罪の味
明日を占う カードが重い
離れたくない離しはしない
ふたり夜更けの とまり木迷子
あなたいつまた 逢えるでしょうか
逢えるものなら いつだって
やつれた胸に 涙が走る
離れたくない離しはしない
ふたりゆらゆら とまり木迷子
ふたりゆらゆら とまり木迷子
30.蛸焼き人生
作詞:瀬戸千秋
作曲:河島英五
浪速がなんぼの 根性かけて
味が 切札 蛸焼き稼業
丸く おもろく 手玉に取って
蛸が はみ出す 勝負どこ
俺と お前で お前と俺で
でんと 仕上げる 千両味
蛸に あんたも よく似てきたと
笑顔 浮かべて 粉とく女房
そんな お前が 弁天さんと
長い苦労が はじけ飛ぶ
水の浪花で 一皮むけた
人情しみこむ 心意気
雨の淀川 茜の生駒
みんな 想い出 蛸焼き稼業
空で 胸張る 大阪城に
いつか なったる 天下取り
誓う ふたりの ふたりの春へ
蛸が 絵になる 紺のれん
俺と お前で お前と俺で
でんと 仕上げる 千両味
31.ぐい呑み酒
作詞:石本美由起
作曲:聖川湧
好きで一緒に なったのだから
側においてね 死ぬ日まで
苦労吹雪の 寒さに耐えて
凍る心を 温める
嬉しいわ 幸せよ
ぐい呑み酒は 燃える酒
噂雀が おしゃべりしよと
人眼(ひとめ)怖(こわ)がる ことはない
寄って行きましょ 居酒屋のれん
あなた一杯 はいどうぞ
甘えても いゝかしら
ぐい呑み酒は 情け酒
生きる辛さに 泣きたい時も
顔で笑って 寄せる頬
二人三脚(ににんさんきゃく) 持たれつ持ちつ
愛は二人の 命綱
今日の日を ありがとう
ぐい呑み酒は 契り酒
32.あんたの春
作詞:もず唱平
作曲:浜圭介
あんたの春は 嘘ばっかりや
春には帰ると いいながら
帰って来た試(ためし)が あるかいな
尻無川(しりなしがわ)の 川尻(かわじり)で
ポンポン船の 音聞きながら
好きや 好きやというたのも
あれもやっぱり 嘘やろう
もう待てへんで 待つかいな
通天閣の 灯(ひ)を忘れたか
千日前やら 中の島
歩いたこと おぼえてへんのやろ
あの子ら末(すえ)は 女夫(めおと)やと
噂を立てた 嫌われもんの
角(かど)の酒屋の 後家(ごけ)はんが
可哀そうやと 親切に
縁談もって 来てくれた
いつまで阿呆な 夢みてる気や
ジェームス・ディーンに 憧(あこ)がれて
笑わせるで 荒野(こうや)を目指すやて
吉三郎(きっさぶろう)の おっちゃんが
そろそろ歳(とし)や 夜店もつらい
ワイの得意の 淡呵売(たんかばい)
アイツだけには 仕込みたい
帰って来いと いうてはる
33.炎情歌
作詞:石本美由起
作曲:弦哲也
風に抱かれて 雲は揺れ
花に抱かれて 鳥は啼く
愛に抱かれて 女は震え
いつか重ねる 夢まくら
夢が燃える ひとつに燃える
こゝろ炎情 あーめらめらと
恋の花火は 恋の花火は 命がけ
夏が終われば 死ぬ螢
どんな怨みを 残すやら
愛の吐息が 素肌を染める
もっとあなたに 染まりたい
みんなあげる 私をあげる
こゝろ炎情 あーあかあかと
恋は血のいろ 恋は血のいろ ただ紅い
夜が燃える 命が燃える
こゝろ炎情 あーめらめらと
恋の花火は 恋の花火は 命がけ
34.夢追い女
作詞:石本美由起
作曲:聖川湧
明日が見えない この世でも
夢があるから 生きられる
寄り添いながら 飲む酒は
幸せ探り 夢探り
あなたと生きる 夢を追う
愛してる…愛してね…
くどくつもりが くどかれて
いまじゃ大好き あなただけ
もしも願いが 叶うなら
おなじ運命を 歩きたい
心をあずけ 飲む酒は
幸せ気分 夢気分
酔うほど甘い 味がする
愛してる…愛してね…
胸にきらめく 思い出を
星の数ほど 飾りたい
いつもあなたと 一緒なら
どんなことにも くじけない
夢追い乍ら 飲む酒は
幸せグラス 夢グラス
笑顔も咲いて 花になる
愛してる…愛してね…
一度燃やした 恋の灯を
どうか一生 消さないで
35.月の砂漠
作詞:湯川れい子
作曲:弦哲也
あなたの瞳はなんの色
月の裏側の海の色
夜ごとに抱かれてのぞいても
見知らぬ砂漠を映すだけ
あなたは気まぐれ家なき子
私の乳房をにぎりしめ
誰かを慕って夢の中
私もトロトロ添い寝して
灼熱地獄の夢を見る
ねんねんころり ねんころり
月の砂漠に降る雪は
真っ赤な真っ赤な 乱れ雪
真っ赤な真っ赤な 乱れ雪
あんまり誰かを愛すると
ほんとの答えが身を隠す
嫉妬でもつれた長い髪
ブラシで梳(すか)かせば泣けてくる
男は女を知り尽くし
身体を脱け出て旅に出る
私は今頃トボトボと
あなたの心にたどり着き
くすぶる自分の影を見る
ねんねんころり ねんころり
恋の地獄に積む雪は
真っ赤な真っ赤な 恨み雪
真っ赤な真っ赤な 恨み雪
ねんねんころり ねんころり
月の砂漠に降る雪は
真っ赤な真っ赤な 凍れ雪
真っ赤な真っ赤な 凍れ雪
36.春花秋灯
作詞:星野哲郎
作曲:小林亜星
夢てもいいから 逢わせてと
枕をずらして 眠っても
あなたは来ない あなたは来ない 寝ざめの床に
散り敷く梅の 花びらは
恋しさを 哀しさを
包んで香る 忘れ雪
螢が見たいと 言ったのは
二人になりたい 謎でした
灯を消して 灯を消して たしかめ合った
胸から胸へ とんでいた
愛の火が 青い火が
甘懐かしい 螢舟
捨てろと言われて 捨てられる
そんな恋など 恋じゃない
何時迄草(いつまでぐさ)と 何時迄草と 指さされても
叶わぬ恋を 身に刻み
憧れの 真実の
小鈴を鳴らす 軒しのぶ
寝酒を分けあう 友もない
女はひとりで はしご酒
あなたに代る あなたに代る 男のいない
自分の胸の 風穴に
ふりそそぐ 恋雨の
痛みで傾ぐ 時雨傘
37.昔のように港町
作詞:阿久悠
作曲:三木たかし
昔なら 船が出て
見送る人もいた
別れは悲しいものだった
待つと云うのも生命がけ
さだめまでもを敵にして
唇を噛みしめた
女が生きていた
あゝ 昔のように 港町
行く人も 来る人も
何かを背負ってた
身軽な人などいなかった
せまいながらも海峡は
心ひき裂く壁になり
ときおりの噂だけ
信じて待つばかり
あゝ 昔のように 港町
桟橋は 水びたし
涙も混らせて
はぐれた鴎も泣いていた
心変りを責めるのも
逢えて全てを許すのも
それぞれに人生と
思えるものばかり
あゝ 昔のように 港町
38.逢えるじゃないかまたあした
石原裕次郎・川中美幸
作詞:滝田順
作曲:滝田順
夜風が二人を のぞいて行った
道の枯葉が 遠くで泣いた
行かないで まだ行かないで
あの娘の瞳も 泣いている並木道
泣かないで 涙をおふき
逢えるじゃないか またあした
夜更けの街角 二人のものさ
淡い灯影が 舗道を濡らす
嬉しいの やさしく抱いて
はじらうあの娘の 愛しいうしろかげ
嬉しいさ この僕だって
逢えるじゃないか またあした
眸と眸でささやく 二人のこころ
なにもいわずに 歩いていたい
帰らない 貴方といたい
甘えるそぶりが なんとなくかわいいぜ
帰ろうよ 灯りも消えた
逢えるじゃないか またあした
39.いとしい人へ
作詞:帆刈伸子
作曲:都志見隆
悲しみを知っている いとしい人よ
あなたと出合ってから
どれくらい経つのでしょう
泣き顔や 笑い顔 怒った顔も
私の歴史をいちばん 近くで見ていた
あなたをあたためてあげたいのよ
北の街めぐり逢えた 大切な愛だから
心をあたためてあげたいのよ
淋しさにひとりで凍える夜が
二度と来ないように
遠い夢待っている といしい人よ
あなたのその強さは
やさしさに溢れている
雨の日も 晴れの日も 嵐の時も
私をこれからも ずっと守ってください
あなたと幸せになりたいのよ
過ぎ去りし日のあやまち
想い出を抱きしめて
涙にくちづけてあげたいのよ
懐かしの我が家の 小さな部屋に
明かりを灯すように
ひとつだけあるわ 本当の愛が
その愛掴んだなら
放してはいけない
あなたをあたためてあげたいのよ
変わらない熱い想い
いつの日も いつまでも
心をあたためてあげたいのよ
淋しさにひとりで 凍える夜が
二度と来ないように
あたためてあげたい…
40.北山しぐれ
作詞:水木かおる
作曲:岸本健介
何もかも 捨ててくれとは
死ぬほど好きでも 云えません
くちびる寒い 古都(こと)の秋
杉の木立ちに あなたは消えて
音もなく降る 北山しぐれ
さりげなく 後すがたで
泣き泣きさよなら 云いました
別れに貸した 女傘
捨ててください また陽がさせば
邪魔になるでしょ 北山しぐれ
夢なのね みんな夢だと
こころに淋しく 云いきかす
恋紅(こいべに)ふいた 白い指
そっとお酒に 持ちかえながら
ひとり聞く夜の 北山しぐれ
41.恋の町札幌
石原裕次郎・川中美幸
作詞:浜口庫之助
作曲:浜口庫之助
時計台の 下で逢って
私の恋は はじまりました
だまってあなたに ついてくだけで
私はとても 幸せだった
夢のような 恋のはじめ
忘れはしない 恋の町札幌
はじめて恋を 知った私
やさしい空を 見上げて泣いたの
女になる日 だれかの愛が
見知らぬ夜の 扉を開く
私だけの 心の町
アカシヤも散った 恋の町札幌
淋しい時 むなしい時
私はいつも この町に来るの
どこかちがうの この町だけは
なぜか私に やさしくするの
恋人なのね ふるさとなのね
ありがとう私の 恋の町札幌
42.泣かせるぜ
石原裕次郎・川中美幸
作詞:滝田順
作曲:滝田順
離さない もう離さない
すがりつく あの娘の
長いまつげが 濡れている
それ程までに 愛してくれる
初心(うぶ)なあの娘の 純情が
ああ 俺を泣かせるぜ
貴方だけ ただ貴方だけ
なにもかも 貴方に
云ってはじらう 白い顔
夜更けの星が 見つめていても
抱いてやりたい いじらしさ
ああ 俺を泣かせるぜ
帰さない もう帰さない
いつまでも このまま
胸に抱かれて いたいのに
無情の風が 別れの時刻(とき)を
告げるせつない 夜の道
ああ 俺を泣かせるぜ
43.ちょうちんの花
作詞:阿久悠
作曲:円広志
ちょうちん一つ 椅子五つ
他人の肩も 気にならぬ
どちらの誰と 知らぬのに
人生ばなし して帰る
うなづき上手 のせ上手
お酒の酌の あいの手に
だけどどこかで貰い泣き
ポロリと涙こぼす夜も
咲いた 咲いた ちょうちんの花
咲いた 咲いた あたたかく
咲いた 咲いた ちょうちんの花
咲いた 咲いた ほのぼのと
なまえを描いた ちょうちんが
そろそろ少し くたびれて
浮き名を流す あてもなく
夢見る場所にも なりにくい
はやりの歌や 故郷(くに)の歌
何でもヒョイと こなしつつ
だけどわたしが誰よりも
酔いたい時も あるという
咲いた 咲いた ちょうちんの花
咲いた 咲いた あたたかく
咲いた 咲いた ちょうちんの花
咲いた 咲いた ほのぼのと
咲いた 咲いた ちょうちんの花
咲いた 咲いた あたたかく
咲いた 咲いた ちょうちんの花
咲いた 咲いた ほのぼのと
44.恋歌ふたたび
作詞:阿久悠
作曲:藤竜之介
めまいがしたなら 転げて落ちるような
苔むした 寺の石段
危なげな 足どりで
傘さす女が おりて行く
女の盛りを からだにまといながら
うつむいた 顔の哀しさ
なにゆえの 寺まいり
くちびるきりりと 噛みしめて
あのひとに 恋歌を
ふたたび 恋歌を
女を捨ててはいけないと
誰か歌ってあげておくれ
黄昏せまれば 背中で鐘が響き
小雨降る 寺の茶店で
二度三度 ためいきを
お茶飲む間に もらしてる
はるかな昔の 激しい恋のために
情熱を 使い果たして
今はもう 過去ばかり
夢みているよに 見えている
あのひとに 恋歌を
ふたたび 恋歌を
その身を縛っちゃいけないと
誰か歌ってあげておくれ
あのひとに 恋歌を
ふたたび 恋歌を
女を捨ててはいけないと
誰か歌ってあげておくれ
誰か歌ってあげておくれ
45.音頭 とうふ天国
作詞:星野哲郎
作曲:弦哲也
折り目正しい 季節がめぐる
日本よいとこ 味な国
冬は寄せ鍋 夏冷奴(なつひややっこ)
春は田楽 秋おでん
四季折々の 楽しさくれる
白いとうふの 白いとうふの 愛らしさ
ドントビバユバ 愛らしさ
ドントビバユバ 愛らしさ
雪が結んだ 思い出とうふ
桜の季節に 裏返し
箸を入れれば ウエディングどうふ
噂どおりの 二人に
なれて嬉しい 新婚旅行
もみじおろしの もみじおろしの 月もでる
ドントビバユバ 月も出る
ドントビバユバ 月も出る
人は苦労で 形ができる
とうふはにがりで ものになる
義理にこだわる 厚焼どうふ
そんな男が 白あえの
情にほだされ とろりとなって
いまじゃゆず入り いまじゃゆず入り 寄席どうふ
ドントビバユバ 寄席どうふ
ドントビバユバ 寄席どうふ
46.麗人麗歌
作詞:阿久悠
作曲:三木たかし
謎の微笑みに
憂(うれ)いつつみこみ
今宵も歌う 美(うる)わしの歌
熱い手をたぐり
ふれるくちびるに
揺れる男 惑う男
夜は海に似て 踊る夜光虫
妖しいまでに 輝き満ちて
溺れる心は 夜明けまで流され行き
いとしいお方の 胸には行けない
花に埋(うず)もれて
眠るしあわせを
今宵ふり捨て ひとり漂う
青いカクテルを
飲んで見る夢は
愛の真実(まこと) 恋の嘆き
夜はいたずらに 人をもてあそび
さだめの糸を 絡(から)めて結ぶ
迷える心は いつわりに酔いつぶされ
いとしいお方の 思いを知らない
迷える心は いつわりに酔いつぶされ
いとしいお方の 思いを知らない
思いを知らない
47.人生賭けてます
作詞:広瀬香美
作曲:広瀬香美
人の数だけ夢がある
誰でも叶う物じゃない
本気で手に入れたいのなら
やるしかないよ 急がば廻れ
チャンス チャンス チャンスゲットして
一発夢をつかんでちょうだい
ぱっと ぱっと ぱっと花咲く
かっこいいトコみせてちょうだい
惚れてよかった そう思いたい
人生賭けてます あなた一筋
毎晩決まって夢を見る
将来二人の青写真
あたしの左の薬指
落ちそうなくらい
でっかいダイヤモンド
買って 買って 買ってちょうだい
苦労も涙もこれでチャラだわ
やっぱ やっぱ やっぱ大成功
昔の彼女悔しいはずよ
こんな未来に しませんか
人生賭けてます あなた一筋
女も一生一度はダメモト 勝負して
失敗したって地獄の果てまで ついて行きます
チャンス チャンス チャンスゲットして
一発夢をつかんでちょうだい
ぱっと ぱっと ぱっと花咲く
かっこいいトコみせてちょうだい
惚れてよかった そう思いたい
人生賭けてます あなた一筋
48.南へ旅しませんか
作詞:広瀬香美
作曲:広瀬香美
探し続けて ウン十年
やっと見つけた 本当の男
人を見る目はこえてます
人並みに涙も流して来ました
淋しい日々を 埋めたくて
趣味で英会話 習ってます
今日の未来を占うよう
貯金もわりとたくさん貯めてます
南へ旅しませんか 私と
北の国はちょっと苦手です
沖縄でも香港でも まかせて下さい
失恋ごとに 一人旅
心のきずを癒してました
あなたの役に立てそうで
悲しい思い出これで報われます
南へ旅しませんか 私と
正月は向こうで過ごしましょう
台湾でもシンガポールでも 行ってみませんか
南へ旅しませんか 私と
ボーナスごとに長期で旅行
だから仕事もつらい残業も がんばってちょうだい
次のお休み楽しみだわ
I LOVE YOU 何処へでも 連れてってちょうだい
49.二輪草
作詞:水木かおる
作曲:弦哲也
あなた おまえ
呼んで呼ばれて 寄り添って
やさしくわたしを いたわって……
好きで一緒に なった仲
喧嘩したって
背中あわせの ぬくもりが
かようふたりは ふたりは二輪草
ほうら ごらん
少しおくれて 咲く花を
いとしく思って くれますか……
咲いて清らな 白い花
生きてゆくのに
下手なふたりが さゝやかな
夢をかさねる ふたりは二輪草
おまえ あなた
春がそこまで 来たようだ
よかった一緒に ついて来て……
雨よ降れ降れ 風も吹け
つらいときにも
生きる力を くれるひと
どこに咲いても ふたりは二輪草
50.二輪草(デュエット・バージョン)
川中美幸・弦哲也
作詞:水木かおる
作曲:水木かおる
あなた おまえ
呼んで呼ばれて 寄り添って
やさしくわたしを いたわって……
好きで一緒に なった仲
喧嘩したって
背中あわせの ぬくもりが
かようふたりは ふたりは二輪草
ほうら ごらん
少しおくれて 咲く花を
いとしく思って くれますか……
咲いて清らな 白い花
生きてゆくのに
下手なふたりが さゝやかな
夢をかさねる ふたりは二輪草
おまえ あなた
春がそこまで 来たようだ
よかった一緒に ついて来て……
雨よ降れ降れ 風も吹け
つらいときにも
生きる力を くれるひと
どこに咲いても ふたりは二輪草
51.君影草~すずらん~
作詞:水木かおる
作曲:弦哲也
白い小鈴(こすゞ)を ふるように
君影草の 花が咲く
どうして人は 別れてゆくの
しあわせくれた あの人が
私を泣かす 北の国
細くかなしい 指先に
君影草の 花を摘む
待つことだけが 生きがいでした
あの日の虹の 七いろは
はかない恋の まぼろしか
夢のつゞきは どうなるの
君影草の 花よ花
このまゝ旅を さまようながら
湖畔の宿の 明け暮れに
こころをきめて 帰りたい
52.なにわの女
作詞:吉岡治
作曲:弦哲也
ひょんなことから 小店を持った
なにわ女と 流れ板
祭りのあとの エーエー
あとはよくある 艶ばなし
あんたいいなら あんたいいなら
捌(さば)いておくれ 女房に
今夜は早めに のれんをしまい
たまにゃ「お好み」いきましょか
さされつさしつ エーエー
問わず語りの 遠い日に
あんた泣かせて あんた泣かせて
生姜の紅が またにじむ
苦労半身に 寄り添い逢うて
夫婦善哉 夢ごよみ
惚れたらあとは エーエー
あとは見えへん 悪い癖
あんたひとすじ あんたひとすじ
なにわの女 灯をともす
53.なにわの女(デュエット・バージョン)
川中美幸・吉岡治・弦哲也
作詞:吉岡治
作曲:吉岡治
ひょんなことから 小店を持った
なにわ女と 流れ板
祭りのあとの エーエー
あとはよくある 艶ばなし
あんたいいなら あんたいいなら
捌(さば)いておくれ 女房に
今夜は早めに のれんをしまい
たまにゃ「お好み」いきましょか
さされつさしつ エーエー
問わず語りの 遠い日に
あんた泣かせて あんた泣かせて
生姜の紅が またにじむ
苦労半身に 寄り添い逢うて
夫婦善哉 夢ごよみ
惚れたらあとは エーエー
あとは見えへん 悪い癖
あんたひとすじ あんたひとすじ
なにわの女 灯をともす
54.出張物語
吉幾三・川中美幸
作詞:吉幾三
作曲:吉幾三
いってらっしゃーい… いってくるよー…
たとえ離れていても 見る夢は一緒
あなた帰る日 あたし 指折り数えて
ちょっと長めの出張 家は頼んだよ
夜の蝶々に騙され 浮気はダメよ
どこか似ているふたり 結婚しちゃったふたり
いつも一緒もまたいい 時々出張 またいい
さて、ケイタイも切ったしと
背中恋しい夜は 写真にお・や・す・み
お前恋しい夜は わずかなお酒を
土曜の夜はちょっと 友達と会うの
友達なんて誰さ ヒゲはないだろな
どこか似ているふたり 結婚しちゃったふたり
いつも一緒もまたいい 時々出張 またいい
あらー! ステキなひと ひとりものかしら…
子供欲しくはないか? そろそろ一人
あなた一人で充分 私の赤ちゃん
今夜お前の胸で 赤ちゃんなろうかな
明日は会社もお休み 早めのおねんね
どこか似ているふたり 結婚しちゃったふたり
いつも一緒もまたいい 時々出張 またいい
どこか似ているふたり 結婚しちゃったふたり
いつも一緒もまたいい 時々出張 またいい
ただいまー… あなたー…
Ah〜n
55.春ふたり
作詞:たかたかし
作曲:弦哲也
惚れてあなたに 寄り添って
幾年月(いくとしつき)の 夫婦みち
雨降れば 傘をさしかけ
風吹けば たがいに励まし
夢のかけ橋 あなたと
…離れはしません
おまえいたから 今日がある
あなたに逢えて よかったわ
花咲けば 花のかおりに
星みれば きらめく命に
心かよわせ 明日へ
…離れはしません
冬を知るから 春を知る
涙もとけて 今ふたり
日は移り 時は流れて
しみじみと かさねる幸福(しあわせ)
月も微笑む ふたりに
…離れはしません
56.大河の流れ
作詞:吉岡治
作曲:弦哲也
大河の流れも 水源(みなもと)たどりゃ
天からしたたる ひと滴
立つ瀬沈む瀬 早瀬を越えて
それも それも人生
あゝ人を磨いて 旅を往く
今さら振りむき 留(とど)まれないし
行方は果てなく 限りない
砂を噛むよな 寂しさだって
ままよ ままよ人生
あゝ夢が一途に あるならば
出会いと別離(わかれ)を 川面にうつし
明日は何処(いづこ)の 水の駅
清き流れも 濁世(じょくせ)の水も
これも これも人生
あゝ花を浮かべて 海に着く
57.宵待しぐれ
作詞:もず唱平
作曲:聖川湧
何ひとつ
欲しくはないと 云いながら
背中にそっと 指で書く
ほの字の次の字 しの字といの字
道頓堀の 恋灯り
降って濡らせよ 宵待しぐれ
幸せに
してやれないと 弱音吐く
あなたを撲(ぶ)った 細い腕
しっかり掴んで 離しちゃ駄目よ
新地の雨の 深情け
涙さそうな 宵待しぐれ
誰ひとり
一緒になれと いわぬのに
それでもついて 行くという
男の意地さえ 通ればいいの
願掛け詣る 法善寺
褒めておやりよ 宵待しぐれ
58.貴船の宿
作詞:吉岡治
作曲:弦哲也
はじめから
身丈に合わない 恋ですが
結べる縁(えにし)は ありますか
雨をあつめて 流れる川と
たぎる心は 拒(こば)めない
京都 北山 ――
時雨かなしい 貴船の宿
逢うたびに
抱かれてしまえば 負けてゆく
つもった恨みも 望みさえ
月の光に さらした肌を
責めているよな 小夜あらし
京都 草風呂 ――
髪も冷たい 貴船の宿
何処までも
九十九(つづら)に折れてく 木の根みち
ふたりの明日に 似てますね
風に打たれて 添えない恋が
落ちて点々 紅椿
京都 朝霧 ――
夢もおぼろな 貴船の宿
59.おんなの一生~汗の花~
作詞:岩岡治
作曲:弦哲也
負けちゃ駄目だと 手紙の中に
皺(しわ)くちゃお札が 入ってた
晴れ着一枚 自分じゃ買わず
頑張る姿が 目に浮かぶ
お母ちゃん……苦労を苦労と思わない
あなたの笑顔が 支えです
俄か雨なら なおさらのこと
自分が濡れても 傘を貸す
人のやさしさ 教えてくれた
背すじを伸ばした 生き方も
お母ちゃん……煮豆も根性で花咲かす
あなたの言葉を 忘れない
歳をとっても 働きどおし
おんなの一生 すり減った
楽になってと 頼んでみても
いつでも笑って 首を振る
お母ちゃん……一生懸命生きている
あなたの背中が 道しるべ
60.おもろい女
作詞:吉岡治
作曲:弦哲也
好かれているのは わたしだと
今日の今日まで 信じてた
友達よしみに 打ち明けられた
あんたはあの娘が 好きやって
泣かせて 泣かせてェな
むちゃくちゃアチャコでごじゃります
泣かせて 泣かせてェな
内気なあんたを励ましながら
顔で笑って 泣いている
うちはほんまに あゝおもろい女
いまさら誰かを 好きなんて
いえるわけない 戎橋
タコ焼きたべてる うわ唇の
あんたの青海苔 とっている
泣かせて 泣かせてェな
むちゃくちゃ尽くしてあげるのに
泣かせて 泣かせてェな
涙の国から生まれたような
笑顔千両の 惚れたがり
うちはほんまに あゝおもろい女
泣かせて 泣かせてェな
むちゃくちゃアチャコでごじゃります
泣かせて 泣かせてェな
内気なあんたを励ましながら
顔で笑って 泣いている
うちはほんまに あゝおもろい女
うちはほんまに あゝおもろい女
61.母日和
作詞:亜久悠
作曲:弦哲也
むかし… 母は…
遠い故郷の 話をしてた
この胸に しまっておいた
宝物だと
あんたもさあ そういう景色
抱いて抱いて 生きなさい
いいひとに いいひとに なれるから
若い… 母は…
どこを旅して いたのでしょうか
いっぱいの きれいなものを
話し上手に
あんたもさあ こどものうちに
花に風に ふれなさい
そんなこと そんなこと いっていた
そんな… 母を…
なぜか近頃 よく夢にみる
貧しくも 豊かな顔で
生きていたなと
わたしももう あの母の年齢(とし)
鳥に 鳥に なりたいわ
いい景色 いい景色 見えるよう
62.うすゆき草
作詞:たかたかし
作曲:弦哲也
おなじ歩幅で これからも
ふたり歩いて 行けたらいいね
北風(かぜ)に吹かれて 咲いている
可憐な花だよ うすゆき草は
夢を信じて ついて来る
抱けばいとしい おれの花
まわり道でも ふたりなら
心いたわり 愛してゆける
細いからだを しならせて
けなげに咲く花 うすゆき草よ
無理をするなよ つらければ
泣いていいんだ おれの胸
冬のきびしさ 耐えぬいて
花は大地に 命を咲かす
今日という日を せいいっぱい
希望(きぼう)の花だよ うすゆき草は
にごり水でも 空映す
虹のかけ橋 ふたりづれ
63.歌ひとすじ
作詞:吉岡治
作曲:弦哲也
冬の寒さを 日照りの夏を
歩きつづけた 歌の道
人の心と 流れる水の
行方嘆いて なんになる
私は唄うわ 明日のために
歌ひとすじの ひとすじの道
恋を捨てれば 涙がさわぐ
歌に生きれば また迷う
死ぬも生きるも 二つに一つ
芸の深さは 計れない
闘う相手は いつでも自分
歌ひとすじの ひとすじの道
真一文字に 唄いつづけて
終ることない この旅は
夢を託して 命のかぎり
人の情けを 世の憂さを
私は唄うわ 心をこめて
歌ひとすじの ひとすじの道
64.灯籠流し
作詞:たかたかし
作曲:弦哲也
波にきらめく 送り火が
揺れてさみしい 夏がゆく
めぐり逢わせの 不幸に泣いて
水に流した わたしの恋よ
めぐるめぐる 季節はめぐる
行く人送る人 想いをのせて
めぐるめぐる 悲しみはめぐる
あなたをいまでも 愛します
髪を束ねた 襟あしを
あなたきれいと 腕の中
一夜(ひとよ)かぎりで あきらめきれる
人じゃないのに 抱かれたかった
めぐるめぐる 季節はめぐる
ふたたび逢うことも ない人なのに
めぐるめぐる 想い出はめぐる
あなたを忘れる 日は来ない
めぐるめぐる 季節はめぐる
波間に瞬(まばた)いて 消えゆく光り
めぐるめぐる 悲しみはめぐる
あなたはまぼろし 夢ですか
あなたはまぼろし 夢ですか…
65.金沢の雨
作詞:吉岡治
作曲:弦哲也
東京ことばと 加賀なまり
愛するこころに 違いはないわ
合縁奇縁のこの恋を
咲かせてみせます
あなたと出会った 片町あたり
相々傘です 金沢の雨
影笛きこえる 茶屋街の
灯りがぼんやり 滲(にじ)んで揺れた
男の甲斐性と意地張らず
わたしにください
石段坂道 苦労を背負って
ふたりで濡れましょ 金沢の雨
川なら犀川 浅野川
春夏秋冬(はるなつあきふゆ) 水面に写す
友禅流しの緋の色は
絆の色です
雨の日晴れの日 寄り添いあって
相々傘です 金沢の雨
66.金沢の雨(デュエット・バージョン)
川中美幸・宮本隆治
作詞:吉岡治
作曲:吉岡治
東京ことばと 加賀なまり
愛するこころに 違いはないわ
合縁奇縁のこの恋を
咲かせてみせます
あなたと 出会った 片町あたり
相々傘です 金沢の雨
影笛きこえる 茶屋街の
灯りがぼんやり 滲(にじ)んで揺れた
男の甲斐性と意地張らず
わたしにください
石段 坂道 苦労を背負って
ふたりで濡れましょ 金沢の雨
川なら犀川 浅野川
春夏秋冬(はるなつあきふゆ) 水面に写す
友弾流しの緋の色は
絆の色です
雨の日 晴れの日 寄り添いあって
相々傘です 金沢の雨
67.夫婦ちゃんりん
作詞:かず翼
作曲:弦哲也
惚れあって…
愛が道づれ 笑顔のふたり
ほろり酔わせる なさけ酒
亭主の好きな 何とやら…
バカになります 可愛いバカに
夫婦ちゃんりん 軒端(のきば)にふたつ
揺れて寄り添う 夢風鈴
しあわせは…
肩にまわした 手のぬくもりね
浮くも沈むも 一緒です
こころで磨く 宝もの
他人(ひと)にゃ分らぬ あなたの値打ち
夫婦ちゃんりん 水面にふたつ
落ちて流れる 恋紅葉
人生は…
なみだ七坂 いばらの道も
ついて行きます どこまでも
あなたに尽くす 嬉しさは
苦労重ね着 昭和のおんな
夫婦ちゃんりん 小枝にふたつ
春へ飛び立つ 寒すずめ
68.木曽川しぐれ
作詞:水木れいじ
作曲:弦哲也
旅に身をひく 女の肩に
俄か雨ふる 馬籠の峠
さだめという名の この橋渡り
強く生きると 決めたのに……
憎い恋しい 面影ゆれて
今日も 今日も泣かせる
木曽川しぐれ
鳥居峠も ふたりで来れば
つげの櫛など 買ったでしょうね
別れのまぎわに 笑って見せた
あれは女の 意地でした……
すがりたい手を なぜ離したと
責めて 責めているよな
木曽川しぐれ
ひとり泊りの 妻籠の宿に
咲いて哀しい ゆうすげの花
酔うほどせつない あなたが欲しい
夢で逢うのも 罪ですね……
みれん灯りか 千本格子
濡れて 濡れて誰待つ
木曽川しぐれ
69.艶冶な気分
作詞:吉岡治
作曲:弦哲也
猫はあなたになついてて
呼んでみたって知らん顔
三日三晩のあらしなら
四日たったら収まるわ
三日月は薄情け
満月は艶冶な気分
なにがあろうと好きなんだから
ずっとふたりで生きようね
お酒一滴のめないで
こんな時にはどうするの?
時の氏神待ちながら
きっと明日が始まるわ
三日月は傷の跡
満月はしあわせ気分
おなじ歩幅で選んだ道を
ずっとふたりで生きようね
三日月は薄情け
満月は艶冶な気分
なにがあろうと好きなんだから
ずっとふたりで生きようね
70.郡上夢うた
作詞:吉岡治
作曲:弦哲也
襖一枚へだてても
あなたの寝息がきこえます
郡上のナー
郡上おどりの盂蘭盆会
心の火照りをもて余し
わたし… わたし… 寝返りをうつ
帰り仕度をいそいでる
あなたの姿は見たくない
泣いてナー
泣いて明かした仮の宿
一年一度を待ち佗びて
わたし… わたし… 溜息をつく
水路めぐって秋の風
御霊(みたま)を送ればうろこ雲
別れナー
別れせつない夢のあと
ふたりで一緒に暮らしたい
わたし… わたし… 呟いてみる
71.ふたり花
作詞:たかたかし
作曲:弦哲也
かわす目と目で 話ができる
それが夫婦(めおと)と いうけれど
暗い夜道を 手をとりあって
越えたなみだの 水溜まり
ありがとう…
おまえは 俺の おれの恋女房
好きと好きとが 六畳一間
明日(あす)を夢見て 生きてたね
苦労ばっかり おまえにかけて
折れて消えそな うすい肩
ごめんな…
おまえは 俺の おれの命だよ
長い歳月(としつき) いろいろあって
やっとふたりに 陽がさした
おまえいたから 歩いてこれた
今度うまれて 来るときも
一緒だよ…
おまえは 俺の おれの恋女房
72.ふたり花(デュエット・バージョン)
川中美幸・弦哲也
作詞:たかたかし
作曲:たかたかし
かわす目と目で 話ができる
それが夫婦(めおと)と いうけれど
暗い夜道を 手をとりあって
越えたなみだの 水溜まり
ありがとう…おまえは
おれの 俺の 恋女房
好きと好きとが 六畳一間
明日(あす)を夢見て 生きてたね
苦労ばっかり おまえにかけて
折れて消えそな うすい肩
ごめんな…おまえは
おれの 俺の 命だよ
長い歳月(としつき) いろいろあって
やっとふたりに 陽がさした
おまえいたから 歩いてこれた
今度うまれて 来るときも
一緒だよ…おまえは
おれの 俺の 恋女房
73.仁川エアポート
山本譲二 川中美幸
作詞:たかたかし
作曲:たかたかし
別れはふたりの 旅立ちだから
ほゝ笑みかわして さよならするわ
愛をありがとう
いとしい人よ
ムグンファ花咲く 異国の街を
あなたは東 君は西
仁川 仁川エアポート
想い出めぐりの ふたりの旅は
帰らぬ月日に 心が泣ける
愛をありがとう
しあわせでした
たがいの明日を 気づかいながら
あなたは東 君は西
仁川 仁川エアポート
命をつくして 咲かせた恋が
涙で散ります 運命のように
愛をありがとう
忘れはしない
さいごのくちづけ 飛び発(た)つ翼
あなたは東 君は西
仁川 仁川エアポート
74.長崎の雨
作詞:たかたかし
作曲:弦哲也
狭霧にかすんだ 外国船の
汽笛が出島の 空に鳴る
坂の長崎 石だたみ
あなたを偲び オランダ坂を
そぞろ歩けば 肩先に
ポツリポツリと 俄か雨がふる
一年一度の 「くんち」の逢瀬
後へはもどれぬ 恋でした
秋の長崎 蛍茶屋
南京花火 はじけるように
三日三晩の 熱をもち
燃えてあなたの 強い腕の中
ふたたび逢えない 悲しみ抱いて
唐人屋敷の 路地を行く
雨の長崎 思案橋
中島川に 面影ゆれて
あなた恋しと 泣く胸に
遠くマリアの 鐘が鳴り響く
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